視察研修:「古の札幌の玄関口~小樽を訪ねて」    平成30年8月7日

42期専攻科は視察研修「古の札幌の玄関口~小樽を訪ねて」を実施しました。日差しは強かったが爽やかな風の中で、45名が参加、出発しました。最初に余市のフゴッペ洞窟を訪れ、「岩壁に刻まれた絵」を間近で見学しました。余市市で、貴重な史跡を風化させないように保存している施設設備にも目を見張るものがありました。続いて、浜風の強い中、祝津の鰊御殿に向かいました。当時のニシン漁の盛況な様子、生活の様子、堅牢なつくりの建物等、驚きの声を上げながら見て回りました。旧日本郵船小樽支店は外観を見学し、隣接する「運河公園」の廣井勇像、赤い靴親子像等を見ながら散策しました。午後、水天宮を訪れ、旧日露国境中間標石、緯度天測標、石川啄木記念碑等を見学しました。おたるみなと資料館では、小樽港湾にかかわる写真や図表等の資料や道具を見ました。特に、資料館のわきに置かれた世界初のコンクリート防波堤(北防波堤)の「100年試験ピース」からは当時の製作にかかわった方々の思いが伝わってきました。最後は、開拓使仮役所のあった銭函駅前を車窓から見学し、終えました。古の札幌の玄関口である小樽の歴史を十分に堪能できたバス視察研修でした。

フゴッペ洞窟の展示物を見ている学園生の様子を撮影した写真鰊御殿の展示物を見ている学園生の様子を撮影した写真水天宮社殿の柵の隙間から標石を見ている様子を撮影した写真100年試験ピースを見ている学園生の様子を撮影した写真

講義:「古の札幌の玄関口・小樽の歴史を訪ねて」 平成30年7月24日

クラーク記念国際高等学校・教育顧問の遠藤紘之助先生をお迎えしてご講義いただきました。「古の札幌の玄関口・小樽の歴史を訪ねて」と題して、時代の流れを意識して小樽の各施設を詳しくお話いただきました。フゴッペ洞窟から始まり鰊御殿、旧日本郵船小樽支店、水天宮、おたるみなと資料館、銭函駅前等、貴重な資料とスライドを拝見させていただき、観光地・小樽とは全く違った学びが出来ました。また、講義の中ではたくさんのエピソードを聞かせていただき、学園生は興味を持って学ぶことが出来ました。この後の8月7日の小樽研修が大変楽しみになりました。

講義の様子を後ろから撮影した写真講義の様子を後ろから撮影した写真講義の様子を講師の後ろから撮影した写真講義の様子を講師の後ろから撮影した写真

講義:「認知症を知ろう、考えよう」       平成30年6月26日

北海道医療大学看護福祉学部の内ヶ島伸也先生にご講義いただきました。認知症高齢者462万人という2013年の厚労省の推計の数値から講義はスタートしました。更には予備軍が400万人とのことです。認知症は高齢者にとって他人事ではなく、自分たちで対策を考えておく必要があるということがわかりました。認知症とはどんな病気か、ふつうの物忘れとどこが違うのかとお話は続きました。講義の後半は、認知症になった方の言葉が紹介され、予防のために、食事だけでなく、「運動」「知的活動」「コミュニケーション」の3つを教えていただきました。いまだ有効な治療法がない「認知症」について、恐れずに向き合える心構えを学んだご講義でした。最後に7月2日実施予定の「合同講義」について大学から期待することをお話いただき、終了しました。次回は7月2日北海道医療大学の視察研修です。

講師側から学園生の様子を撮影した写真研修室の後ろから講義の様子を撮影した写真講義の様子を後ろから撮影した写真講義の様子を講師の後ろから撮影した写真

講義:「生涯学習と豊かな暮らし」       平成30年5月31日

NPO法人さっぽろ自由学校”遊”理事の小泉雅弘先生にご講義いただきました。最初に「豊かな暮らしとは?」と学園生への問いかけから講義が始まりました。グループ毎に話合い考えたことを発表し、先生がホワイトボードに板書し共有する形で行われました。続いて「ESD=持続可能な開発のための教育」について説明を受けました。世代間の公正と世代内の公正を守るためには、一人ひとりが意識を変えていく必要があること、そのためには教育を捉えなおし、市民力を身につけることが大切であるとの結論でした。最後に「2030年までに達成したい社会の目標は何か?」という問いかけに、学園生は最後まで真剣に答えていました。みんなで話し合うこと、学びあうことが社会を作っていくというお話に改めて理解を深めたご講義でした。

講師の後ろから学園生の様子を撮影した写真研修室後ろから講義の様子を撮影した写真講義の中で、話し合いの結果を発表している様子を撮影した写真話し合いの結果を発表している様子を撮影した写真

講義:「つながる力 地域家族の時代について」                平成30年3月1日

NPO法人シーズネット 北海道孤立防止ネットワークセンター長の杉谷憲昭氏にご講義いただきました。講義は孤立死のことから始まり、これまでの個人の孤立から家族単位の孤立になることに対し、いろいろなケースを取り上げて説明していただきました。また、孤立死ゼロに向けて、地域家族を支える力として、3つのポイントを示されました。後半は、学園生のアンケートを元にして、意見交流の場を設けていただきました。最後に、高齢者を惑わす商法の一例を紹介し、「終活」の準備はできていますか?と問いかけがあり終了しました。本日は創造学園41期専攻科最後の講義でしたが、卒業後の「居場所」づくりについて考えさせられたご講義でした。

講師の後ろから講義の様子を撮影した写真前の方から講義の様子を撮影した写真研修室後ろから講義の様子を撮影した写真講師の後ろから講義の様子を撮影した写真

講義:高齢者社会とまちづくり         平成30年2月22日

札幌大学経営学部教授千葉博正先生にご講義いただきました。講義は、「地域交通問題」から始まり、全国各地の成果を上げた具体的な事例を取り上げて説明していただきました。路線バス運営の抱えている問題をどのように解決していったのか、雫石町の「あねっこバス」運行、京都市の醍醐コミュニティバス、倶知安町の地域パスポート、貨客混載バス等の事例に、学園生は食い入るように集中して聞きました。講義の後半は、「まちなか活性化の工夫」について、カナダのパブリック図書館を取り上げて、日本の図書館との違いを説明していただきました。そして、網走の生涯学習センター、帯広駅前の市立図書館等が豊かな発想で地域の活性化につながっていることを理解しました。最後に、コミュニティ・ビジネスについてふれ、住民主体の地域事業は自分たちにもできるということを改めて実感できたご講義でした。

講義をする講師の様子を撮影した写真講師の後ろから学園生の様子を撮影した写真講義の様子を前から撮影した写真講義の様子を待後ろから撮影した写真

意見発表会①「私の考えるまちづくり」5班・6班・1班         平成30年2月20日

創造学園42期教養科の意見発表会の1日目を、ご来賓に副学園長の小林光昭市民部長様と地域振興課の佐野晃司課長、矢野愛子係長、地域活動担当の村上裕美様を迎えて実施しました。最初に小林副学園長のごあいさつの後、5班の皆さんが発表しました。続いて4班、最後に1班の皆さんが発表しました。町内会活動への参加と期待、ボランティア等を取り上げた方が多く、それぞれしっかりとした考えと主張のある発表でした。最後に、小林副学園長から発表に対してたくさんの温かい講評をいただき終了しました。

学園生が意見発表している様子を前から撮影した写真

意見発表している学生の後ろから撮影した写真副学園長の講評している様子を後ろから撮影した写真

講義:北海道の自治体改革と人々の生活     平成30年2月15日

北海学園大学法科大学院講師の森啓先生にご講義いただきました。講義は、「若い人は『政治の話』を避ける」というお話から始まり、はたして本当なのかと学園生に問いかける場面もありました。国際的な話題から、国内の政治の話題、札幌市政のこと、更に芸能関係まで具体的な事例を取り上げお話していただきました。「言葉の真相」に確かな洞察力を身につけることや自分の言葉で伝える力を高めることが、自治体改革に大切であると結んでいました。一人一人に訴えかける情熱的な先生の姿勢に、学園生は質問をしたり、意見を述べたりする場面がありとても活気のあるご講義でした。

講義の様子を後ろから撮影した写真講義の様子を後ろから撮影した写真講師の後ろから講義の様子を撮影した写真講師を含めて正面から様子を撮影した写真

講義:「みんなで取組もう!地域のまちづくり」  平成30年2月13日

札幌市役所市民文化局市民自治推進室市民自治推進課係長の茂木貴徳様にご講義いただきました。まちづくりに関するキャラクター「じっちぃ」「まっちぃ」「キャッピー」の紹介からお話は始まり、ハード面とソフト面の両面からの改善を具体的な事例をあげて説明していただきました。また、市民参加のまちづくりには札幌市自治基本条例、市民まちづくり活動促進条例が関わっていること、町内会、まちづくりセンター等の役割について詳しく説明していただきました。後半は、市民参加のまちづくりの例として市内の各区で行われた活動事例(豊平区:フラワーロード事業、手稲区:てつほくあそびねっと、…)を取り上げて説明していただきました。来週は、「私の考えるまちづくり」のテーマで意見発表会を行いますが、学園生にとって発表内容に少なからず影響を与えるご講義でした。

講師の後ろから学園生を撮影した写真研修室の右後ろから講義の様子を撮影した写真講義の様子を研修室の後ろから撮影した写真研修室の左後ろから講義の様子を撮影した写真

講義:北海道日本ハムファイターズ     平成30年2月8日

北海道日本ハムファイターズコミュニティグループ長の荒井昭吾氏にご講義いただきました。講義の前半はご自身の自己紹介から始まり、少年時代から、プロ野球の選手そして球団職員まで、それぞれの節目となる出来事や人との出会いと関りをお話しくださいました。後半は、2004年北海道日本ハムファイターズとしてスタートしてからの変化を、チーム成績と比較しながらお話いただきました。「相手(ファン)の顔が見えることで選手の意識が変わる」ことが現在のチーム成績につながっているというお言葉に、学園生も納得の様子でした。最後、「真の道民球団を目指し…」まだまだこれからも努力していきたいとのお言葉で講義を締めくくりました。

講師の後ろから学園生を撮影した写真部屋の後ろから講義の様子を撮影した写真部屋の後ろから講義の様子を撮影した写真講師の後ろから学園生を撮影した写真